トウモロコシの上手な育て方
土づくり(1㎡あたりの量)
- 石灰 100g
※石灰は1週間前に施し、耕しておく
- 牛糞堆肥 3リットル
- 肥料 100g
※根粒菌の働きで土壌内から窒素分を吸収することができるので、肥料の量をほかの野菜と比べて半分程度に減らしましょう。
植え付け
- 受粉の機会を増やすために、2列以上で植えます。異なる品種を同じ場所に植えると品種特有の見た目や味が損なわれることがあります。品種は1種類で育てましょう。
- 株間が30cm、列間が50〜60cmになるようにマルチに穴を空けます。
- 各穴に深さ1〜2cmのまき穴を作ります。
- 穴1か所につき、3粒ずつ種をまき、土をかぶせて軽く手で押さえます。
- 種は鳥の大好物で狙われます。発芽するまでは不織布で覆うとよいです。
- 芽が出るまでは土を乾燥させないように、毎日水やりをしましょう。
間引き・追肥
- (間引き1回目)種まきから約10日後、本葉が1〜2枚の頃に間引きをし、2本にします。
- 1回目の間引き後、マルチの穴1か所につき、肥料をひとつまみ(約3g)追肥します。
※1回目の追肥後は、2週間おきに同様に追肥を行う。
- (間引き2回目)草丈20〜30cmの頃、丈夫な株1本を残し、間引きをします。
- 草丈が70~80cm以上になると、根が通路の方まで伸びてきます。マルチの裾をめくり、畝の両側に化成肥料30g/m2をまきます。
受粉・摘果
- 雄花が開花し、葉の上に花粉がこぼれ始めたら人工授粉を行います。茎を手で軽くたたき、 花粉が雌花(ひげ)に付くようにします。または、雄花をきりとってしまい、それを雌花に押し付けるようにして受粉させます。
- 1株で複数の実を育てると一つ一つの実が小さくなってしまうため、一番上の実を残し、他は小さいうちに摘果する。
(ヤングコーンとして食べることができます)
収穫
- 人工授粉から20〜25日後、雌花のひげが茶色くなったら収穫適期です。
【留意点】
- トウモロコシは夜間に実に養分をため込み、日中はそれを消費する性質がある為、朝一でトウモ ロコシを収穫した方が甘味が強くなります(^^)/