ブロッコリーの上手な育て方講座

土づくり（１㎡あたりの量）

• 牛糞堆肥　３リットル
• 肥料　１００ｇ
• 石灰　１００ｇ
  ※石灰は１週間前に施し、耕しておくとよい

※畝に溝を掘り、そこに堆肥と肥料を入れ、土をかぶせる。根が下に伸びる野菜には有効な方法。

植え付け

• 新潟では8月下旬～9月に苗を植え付け、11月頃に収穫します。
• ①で示したように、畝を作ったら真ん中に溝を作ります。その溝の底に堆肥と肥料を施します。
  そこに掘った土を戻し、苗を植え付けていきますが、ブロッコリーの根はかなり下に伸びます。
  下に根を伸ばす野菜には有効なこの方法を、「溝施肥（みぞせひ）」と言います。
• 苗の植え付け前に、あけた穴に水を入れておくと、根が張りやすくなります。
• 株間は60cmほどあけるとよいです。
• 植え付けたら、防虫ネットでトンネルを作ります。蝶々が飛んできては、葉に卵を産み付けます。
  それが青虫となり「むしゃむしゃ」と葉を食べていくのです。またアブラムシ対策にもなります。
• 防虫ネットは隙間ができないように端を土で覆います。
• ブロッコリーは大きく育つので、トンネルは50cm程度の高さが必要になります。
• 収穫の時まで防虫ネットの中で育てます。

追肥

• 1回目の追肥
  本葉が10枚くらいになったら、株間に30g／㎡を施します。また下の葉に土がかからない程度に土寄せも行います。
• 2回目の追肥
  1回目の追肥から20日後に、株間に30g／㎡を施します。また土寄せも行いますが、根に酸素を供給するためにもしっかりと行いましょう

収穫

• ブロッコリーは「頂花蕾（ちょうからい）」を収穫します。上部に花蕾（花のつぼみの集合体）が直径15㎝程度になったら、茎を包丁等で切って収穫します。（収穫後に外の葉についている根を抜いてみてください。溝施肥で苗を植えた理由がわかります）
• 頂花蕾を収穫した後に「側花蕾（そくからい）」が育ってくる品種もあります。収穫後も2～3週間ごとに追肥を続けます。わき芽が伸び、その先に花蕾がついてきます。

【留意点】

• ブロッコリーは①ビタミンCが豊富で風邪予防！②妊婦さんも安心の葉酸が豊富！③抗酸化作用と解毒作用でがん予防！④美肌！⑤ダイエット！等々、すごく体に良い野菜です！！